「生きる」と、いうこと。
2006年 11月 05日
母と二人、社長の自宅を訪れてお顔を拝見した。
それはそれは・・小さくなられて・・。ミイラみたいだった。
奥さんが枕元で
「亡くなった途端にお父さんの臭いが無くなってしまったのよ」と、言っておられた。
何日もお風呂に入れない病人独特の臭いは、生きてるからするのだ。と。
匂いフェチの私には「臭かったけど、良い匂いだったの・・。」
という言葉の意味が良くわかる。
ちょうど1年前からの闘病生活を奥さんは、全身全霊支えてこられて、
悲しくも清々しい表情をされていたのが印象的だった。
母は生前の社長との思い出や奥さんへのねぎらいの言葉等を丁寧に話していたが
私ときたら、遺影の顔があまりにも社長らしくニカッと笑っていたので・・・。
ただ、だらしなく泣いていた。。
そして後日、告別式に参列。御焼香。お礼とお別れができた。
トボトボと実家に帰ると2歳になる甥っ子が飛びついてきた。
ショベルカーのおもちゃを持って来て一緒に遊べとせがむ・・
その生気あふれる幼子に「生きているんだよ!!」と、教えられた気がした。
姪・甥・義姉・・イキイキとしていて・・実家は生気に満ちていた!
そう、私等は生きているんだ!
ここのところの不幸に際していつも考える事が有る。。。。「死」についてではない。
むしろ「生」ということ。どう生きようか?どう生きるべきか?ということだ。。。
「生」という文字で。。。どうしても生ビールを連想される方。。。
一度良くお考えになった方がよろしかろう!?。。私もだけど。。。(-_-;)
私も心して読ませてもらいました。
生まれてくることが、生きていくことが、
どんなに尊いか・・・今の日本全体に欠けてるのかなぁ。
寂しいです。